いろいろな原稿を載せる予定です
by norikoosumi
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第四話:記憶のしくみ

(「安全と健康」2010年4月号「正しく知ろう!脳について」掲載)

はじめに

私たちの意識や思考は記憶を基礎としている。てんかん治療のために、患者の露出した脳の一部に電気刺激を与えたカナダの脳外科医ペンフィールドは、患者が過去の記憶を鮮明に思い出すという驚くべき事実に遭遇した。このことは、記憶が脳の中に蓄えられていることを示すエピソードとしてよく知られている。では、記憶のしくみはどのようになっているのだろうか?

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by norikoosumi | 2010-08-22 14:12 | 正しく知ろう!脳について

Sharing of Data Leads to Progress on Alzheimer's

ニューヨークタイムズ2010年8月12日付
Gina Kolata著
Sharing of Data Leads to Progress on Alzheimer’s
データを共有することによってアルツハイマー病研究を進展させる

和訳を載せます。
元記事のリンク先はこちら

関連したブログ記事を掲載します。

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by norikoosumi | 2010-08-16 11:08 | 脳科学

第三話:脳の成熟と感受性期

(「安全と健康」3月号掲載「正しく知ろう!脳について」)

はじめに
 前回は脳がどのように構築されるかについて紹介した。しかしながら、脳は生まれたときに完成しているのではなく、その後も環境からの影響によりダイナミックに変化していく。

シナプスの“刈り込み”
 脳の中に配線された神経細胞の軸索は、適切な相手の神経細胞と結合することによってはじめて「神経回路」として機能できるようになる。この結合部は「シナプス」と呼ばれ、1つの神経細胞あたり1000〜10000個も形成される。生まれたばかりの赤ちゃんの脳では、樹状突起と呼ばれる入力部分が、まさに木の枝のように多数張りだしているのだが、やがてこの突起は必要に応じて「刈り込まれる」ことになる。これはどういうことかというと、まず多数の樹状突起上において多数の神経細胞との間に仮のシナプスがつくられる。シナプスは神経細胞と神経細胞の刺激の伝達部であり、神経回路が働くと、その刺激によって結合が強固なものになる。そうすると、働きの弱いシナプスが淘汰されていく。つまり、神経細胞の生き残りだけでなく、シナプスにも生存競争があり、淘汰されたシナプスがあった樹状突起が退化していくという訳である。

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by norikoosumi | 2010-08-05 13:41 | 正しく知ろう!脳について

第二話:脳の発生

(「安全と健康」2010年2月号「正しく知ろう!脳について」掲載)

はじめに
 第一話では脳の中の細胞たちについて紹介した。今回は、どのようにして脳の細胞たちは生まれてくるのかについてお話ししよう。

始まりは“神経管”
 ヒトの始まりは卵子と精子が受精してできる1個の受精卵である。このたった1個の細胞が何度も何度も分裂して、約1週間後、数百の細胞からなる“胚(はい)”として子宮の壁に着床する。この胚は将来の身体を作る部分と、胎盤や胎児を包む膜になる部分に分かれる。身体を作る部分は、まず2層の細胞層となり、外側の「外胚葉(がいはいよう)」と内側の「内胚葉」に分かれる。外胚葉の一部の細胞は内胚葉との間に入り込んで「中胚葉」となる。大雑把(ざっぱ)に言って、外胚葉からはこのあとお話しする神経系と皮膚が作られ、中胚葉からは骨・筋肉・血液などが、内胚葉からは消化器や肺などが生みだされる。
 受精後、約3週間までの間に、外胚葉の中心部が盛り上がって「神経管」という管が作られる。これが私たちの脳や脊髄(せきずい)、すなわち中枢神経系の基となる原基である。神経管の前方部は膨らんで脳になり、後方部が脊髄となる。身体全体が大きくなるとともに、神経管も長く、大きくなっていく。第5週までに前方部はさらに区画化されて前脳・中脳・後脳となり、第7週までには前脳はさらに将来の大脳皮質・大脳基底核注1)・海馬(かいば)注2)などを生みだす終脳と、視床や視床下部を生みだす間脳に分かれる(図)。第8週の時点で脳の基本的な枠組みは出来上がっているが、大脳皮質にはまだ皺(しわ)もなく、さらに膨大な数の細胞が産み出されていく。脳の多くの領域の神経細胞の産生は出生前までに終了する(ただし、海馬などでは一生涯、神経細胞が作られる。このお話はシリーズ後半で……)。その後、1月号で紹介したアストロサイトやオリゴデンドロサイトなどのグリア細胞が産生されるようになる。

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by norikoosumi | 2010-08-03 17:00 | 正しく知ろう!脳について